あてもなき 夢想に耽らぬ 人やある

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使用済み乾電池をどうしたものか


使用済みと言っても、まだ少しは電気エネルギーが残っているに違いありません。だって大抵の機器は、「電池を交換して下さい」と表示が出たりランプが点滅するようになっていて、それを目にすると、肝心の時に機器が作動しなくなるのを恐れて、すぐ交換してしまうのが人情です。つまり、あと一時間、あと一日、... くらいはその機器が動く程度の電力が残っているものを、捨てているわけです。

勿論、一本一本に残るエネルギーは微々たるものでしょう。しかし最近は何から何までリモコン操作で、そのリモコンに乾電池が一本か二本は仕込んであります。テレビや録画機は言うに及ばず、ステレオ、エアコン、天井の照明などなど、しかもいずれも一家庭で一台とは限りません。加えてポータブルのCDプレーヤー、置時計、体脂肪率も測れる体重計、台所のレンジの発火装置、掃除機の手元スイッチ、変ったところでは自動水やり器 (ベランダの鉢植に留守中も水を遣ってくれる) ... というようなわけで、家庭でも乾電池を月に10本や20本は廃棄してるんじゃないでしょうか。

それだけの乾電池に少しずつ残っている電力を集めれば、携帯電話の一台くらい充電できてしまうのではないか。それなのに次から次へと捨ててしまうのは、戦後すぐ生れの人間にはどうも、もったいなく見えて仕方がありません。日本中の乾電池となったら、膨大な量の電力が無駄に捨てられていることになります。

そこで提案ですが、「交換して下さい」と言われて外した乾電池を集めて放り込めば、残留電力を束ねて携帯を充電してくれる、こんな装置を誰か開発してくれないでしょうか。環境に貢献する装置を開発して下さったお礼に、コンセプトは無償提供致します。もっとも、大ヒットして数百億円の利益が出た場合には、言わなくたって1%くらいは回してくれますよね。数百億円の1%と言えば数億円、それだけあれば高級品のレトルトカレーが数十万個、いやそんなものより愛人にマンション... じゃなかった、家内に豪華な宝石、それからアメリカはテスラモーターズ製の電気自動車ロードスターでも買うか、日本仕様車でもたかが1800万だそうです...

私は勿論、どういう構造にすればそれが可能になるのか想像もつきません。でもデザインについては一案があります。ウチの猫の形をしていて、背中に充電用コンセントを備えているのです。そして、使用済み乾電池を鼻先にぶら下げるとパクリと呑み込み、残った電力を吸い尽くすと「ぺっ」と吐き出してくれる、こんなの如何でしょう。オマエんとこの猫の形じゃ厭だ、ということでしたら、山田さんちの猫でも構いません...

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