あてもなき 夢想に耽らぬ 人やある

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レトルトカレー活用法


1)カレー素麺:「揖保乃糸」を二束か三束茹でて水に晒さずに皿に入れ、別に暖めたS&B「カレー曜日 (中辛)」をぶっ掛けて... 一丁上り。
 これでは単純過ぎて物足りない人は、茹でたばかりの素麺に生卵を二個割って乗せ、その上からカレーを掛けては如何でしょう。
 今までこの料理を話して聞かせた人の大半は、「素麺にレトルトカレ~~~?」と実に疑り深い目で私を眺め、軽蔑の念を示す人さえいます。じゃあ申しますが、れっきとした和風料理として定着している「カレー南蛮」はどうなるの? カレーうどん、カレー蕎麦があって、カレー素麺だけが存在を否定される、そんなことがあって良いものでしょうか。

2)じゃが芋たっぷりカレー:じゃが芋を数個洗って皮をむかずにラップでくるみ、レンジにかけます (皮をむいてからチンすると味が逃げます)。茹で上がったら、皮をむくのと並行して「カレー曜日」を暖め、むいたばかりのじゃが芋にぶっ掛ければ、出来上りです。
 上に同じく、生卵を割って乗せてからカレーを掛けても宜しい。
 この話をしてもやはり、何となく胡散臭い目で見られるのは、一体どういうわけでしょう。そこまで手を抜いて尚且つうまいものを食べよう、という安易な考えを咎められているのでしょうか。それとも、カレーうどんもしくは蕎麦もしくは素麺でない以上、カレーにはご飯粒が必須であって、たとえ じゃが芋たっぷりのカレーが食べたくとも、じゃが芋しか入っていないのは邪道である、という感覚なのでしょうか。

3)冬場に風邪を引いた時の対策です。ニンニクを磨り下ろして熱湯をかけて飲むが良いと知っていても、あれだけは幾ら砂糖を入れても飲めない、という人にお勧めです。
 「日清カップヌードルSEAFOOD」のふたを開け、ニンニクを一個か二個磨り下ろして、生卵を二個割って掛けます。恐らくカップが一杯になってしまって、熱湯を注ぐどころではなくなりますので、最初に乾いた麺の表面を果物ナイフなどでつついて穴を開けておきます (驚くなかれ、下は空洞で、麺が一杯詰まっているのではないことが分ります)。その上でニンニクと卵を入れると空洞に吸い込まれて、上から幾らでも湯が注げるようになります。後は三分待つだけ。
 いずれにしても、磨り下ろしたニンニクのあの舌を差すような辛さが消えて、二個でも三個でも食べられる感じになります。その分、ニンニクの効果も減じてしまうのかどうか、そこまでは調べてありません。念のため申しますが、この項目はレトルトカレーと関係ありません。間違っても、「日清カップヌードル」に「カレー曜日」を掛けたりなさいませぬよう。

申すまでもありませんが、「揖保乃糸」「カレー曜日」「日清カップヌードル」は、説明が抽象的になるのを嫌って実名を挙げたまでです。同一製品でなければ味が落ちる、などということは無いでしょうから、各社の同種製品もお試し下さい。この三商品だけ売上げが急増して他社に恨まれては、私も困ります。

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