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『相棒』から消えた寺脇康文:続き


『相棒』から抜けた寺脇康文がどうするのかと思っていたら、『853 ~ 刑事・加茂伸之介』なんて、説明聞かなきゃタイトルの意味も分らないシリーズの主役になりました。主役になったは良いけれど、毎回ちょ~インテリ臭い顔した上司に徹底的に無視されて、それでもけなげに捜査に加わり、結局彼が事件を解決。それなのに寺脇康文を捜査からのけ者にし続ける上司のあの態度が、見ていて不愉快でした。どう考えても、シリーズのコンセプトに無理があったんじゃないでしょうか。

案の定、昨夜たったの8回目で最終回です。しかも一時間読み切り連載の制約もあってか、終り方が余りに唐突なハッピーエンドです。込み入った事情で京都から去ることになった加茂伸之介に、あの冷たい上司が「今度は僕が君を呼び戻します」ですよ。まるで、評判が芳しくないから何としてもこの回で終わらせよと、雲の上から指示が出たみたいです。奇しくも、私が悪態ついた『相棒 シーズン8』も一昨日最終回となりましたが、それでも19話続きました。特に最終回はあの伊丹刑事が妙に気を吐いて、面白かったですね~。いっそのことシーズン9では、伊丹刑事を特命係に回したら面白いかも知れません。彼も余り頭脳型ではない代りに結構反骨精神の持ち主ですから、亀山薫の後釜にぴったりじゃないでしょうか。そうだ! いっそのこと神戸警部補と交換したら良いかも (これを聞いた家内が猛反対です。ミッチーが寺脇康文の後釜という重圧に絶えて頑張っているのに、そんなことをしたら可哀そう! なんだそうです)。

でもこんな風に、タレントやスタッフの皆様が必死で制作しているドラマをけなしてばかりいると、その内、拙宅のテレビには何も映らなくなるかも知れません。何せデジタル放送ですから、録画セットした番組に放映時間の変更があっても、ピッタリ始めから終りまで録画されるという具合に、放送局から色々と信号が送られてきているようなんです。実は先日、ちょっと人には言えない事情で、同じマンションの8階に住む両親宅と13階の拙宅の間で、テレビ並びに録画機を交換しました。ところが何と、どちらの家でもテレビ・録画機ともに既にB-CAS登録が済んでいるにも拘わらず、交換したというだけで再びB-CAS登録がどうとかいうあの四角い警告ウィンドウが出現して、電話しなきゃ消せなくなりました。つまり、特定の受像機を狙って画面に何かを映し出すことが可能なんです。ってことは、特定の視聴者の画面を数百匹のドラえもんやピカチュウで埋め尽して、番組が何も見えないようにするのも可能ってことでしょう。そんな風にされちゃうのと、『刑事・加茂伸之介』みたいな生煮えの番組に甘んじて残りの人生を過ごすのと、どちらかを選べと言われたら迷うな~...

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