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哀愁の調べ...(7)ロシア娘の弾き語り
ロシア娘... と言ってもまだ11か12のヴィカ・スタリコヴァ。
2021年1月17日現在、日本でこの子に目をつけているのは恐らく私だけですが、そのきっかけとなった弾き語りをご紹介:
鶴
ロシアの草原
海よ!
歌声はさすがに幼いが、ピアノを弾きつつ歌う様が可愛らしく、ピアノ伴奏の旋律もいい。
可愛らしいと言っても、将来男どもを惑わせるんじゃないか... と心配になるタイプではなく、真面目そうで愛くるしいお嬢ちゃんです。
プロモーション・ビデオがその表情を満喫させてくれますが、後半が少しくどくて、ついつい、親がスポイルしなければ良いがと思ってしまう:
三つの願い
彼女の弾き語り動画は他にも沢山ありますので、ご自分で発見をお楽しみ下さい。その際ブラウザに Brave を使うと、一々CMに付き合わなくて済みます (「YouTubeがCM無しで見られるブラウザ"Brave"」)。
追伸その一 ご自分で少しずつ発見するのが面倒な方は:
動画集
追伸その二 ご紹介した動画の三番目「海よ!」、この子を気に入ってしまっている私には「良く頑張ってる〜」です。でも途中から発声に無理が感じられるのは確かで、それがお厭な方はこちらをお聴き下さい:
ピアノカバー
追伸その三 動画の英語タイトルにもある通り、鶴は英語で crane、物を吊り上げるクレーンと同じです。如何にも風情に欠ける。歴史的には鶴を指す crane が先に存在したに決まってますが、物を吊り上げる重機が出現した時、crane と名付けたらどうなるか、英語国民は思い及ばなかったのでしょうか。
もっとひどい話もある。紫露草という可憐な野草 (学名 Tradescantia) を、フランス語では misère (ミゼール) と呼ぶ。「レ・ミゼラブル」と同じ系統で、惨めな状態を指す語です。日本語の実に詩的な名前に比べて、何たる薄情な命名の仕方や。路傍でこの花を目にする度に、フランス人には感受性というものが無いのんか... と心中叫んでしまう。
事のついでに申せば、同じフランス語に vivre d’amour et d’eau fraîche という表現がある。根が正直な私は、文字通り「愛と清らかな水で生きる」、つまり愛があれば貧しくても幸せの意と思い込んでいた。
しかるに、70過ぎてから念のため辞書を引いてみたところ、「恋に夢中になって生活をないがしろにする」という否定的な意味で使うのだそうな。この年でそのことに驚愕した私が、世間知らずなのか。いや、運命の人と思っていた恋人を失っても c’est la vie (セ・ラ・ヴィ) と受け流すフランス人が、醒め過ぎているのだ。
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