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哀愁の調べ...(5)儚き夢
ロシア風イージーリスニング(「哀愁の調べ わが心を慰む(4)」)に凝っている内に、思いがけない発見です:
乙女たち...
アップテンポで、でもどこか哀しげな曲をバックに、読書や散歩中の可憐な少女たちの絵が流れます:




何気ない姿を目にした瞬間、ほのかな恋心が芽生えて抑えられなくなる。昔々そういうこともありました...
絵の少女たちを見ていると、ナンパしようなどという気も失せて、ただただ見とれていたくなる。これは言わば片思いの世界。
そう気付いてもまだ眺めていたい。そんな願いが伝わったのか、同じ絵を大きなサイズで見せる動画が出てきました:
ビデオ・ギャラリー
中でも1番, 3番, 4番と後半の何人か、清楚で気品のある雰囲気には溜息が出てしまう。
そして芥川龍之介『侏儒の言葉』の一節を思い出す:
少女 --- どこまで行っても清冽な浅瀬
そんなんじゃないことは分っているけど、この絵の少女たちを前にすると夢を見ずにはいられない... 一体何故なのか考えていると、絵の仕上って行く様を見せる動画があって、モデル無しで制作しているように見える:
Emerald Bay
ということは、彼女たちは画家自身の憧れを絵にしたものなのかも。
それに、初めは細部まで綿密に描いてあるように感じたが、筆遣いを見ていると巧みにぼかして、見る者に想像の余地を残しているような気がする。夜目遠目笠の内。そのテクニックには脱帽です。
このブログを読んだ娘たちが「男ってバカね〜」と呟き、こんな雰囲気を狙って化粧や立ち居振舞いを工夫し始めたら... 夢見る少年を待っているのは果して幻滅か、それとも幻滅を突き抜けた先にある真の出会いか、な〜んてね。
追伸その一 私の楽しみ方:
乙女たち...
の音楽を繰り返し流しながら、
ビデオ・ギャラリー
を画面一杯のウインドウに表示し、音を消して再生速度0.5で流す。
気持良いですよ。但し、先日ご紹介したブラウザBrave(「YouTubeがCM無しで見られるブラウザ"Brave"」)を使わないと、あちこちにCMが入って悲惨なことになります。
追伸その二 元々は2020年10月の記事ですが、絵を文中に嵌め込むことを覚えたので改めて掲載。
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