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哀愁の調べ...(4)ロシア風い〜じ〜りすにんぐ十選
風...
ピアノのお稽古で年寄りの指を痛めぬようにと思うと、10分弾いては15分休むという感じになり、全体ではもの凄い時間を割いています。バルザックの『あら皮』さながら、私の寿命はその分どんどん縮まって行く... (「バルザックの『あら皮』または『悲しみの皮』」)。
YouTubeのお陰で、バッハにも綺麗な旋律の曲があるらしいと気付いて以来二年近く、休憩中はバッハまたはそのピアノ編曲を片端から聞いてきたのですが、余りに禁欲的生活が続いたせいか、何となくイージーリスニングに傾いてきました (「哀愁の調べ わが心を慰む(3)」)。
その内に何故か、説明がロシア語だけの動画、それも哀愁の調べと呼ぶにぴったりの曲が次から次へと出現。ロシア風のイージーリスニングには何やら抗しがたい魅力があって、ついつい聴いてしまう。サキソフォンがこんなにむせび泣くような音色を響かせるとは知らなかった。
1950〜60年代に日本でロシア民謡が流行ったように、もしかしたら民族的心性に通ずるところがあるのかも。今ロシアと言うとまずプーチンの顔が浮かぶので、残念ながらそういう想像はしにくいですが... そう言えば、日本の演歌をアレンジしたものも出てきました。
動画の説明が全く読めないので、題名の意味だけでも探ろうと、iPadアプリの露和辞書を購入 (研究社の15000円ではなく小学館の2940円)。紙の辞書じゃないから、アルファベットに相当する文字の順番が分らなくても引けます。
すると曲の題名は、雨、風、秋、冬、月、空、木の葉、美、愛といった言葉の組合せが多い。しかしロシア語には名詞・形容詞にも格変化があるから、初等文法の知識が無いと単語の繋ぎ方が分らない。
「秋の雨」なのか、「雨の降る秋」なのか、「風に舞う木の葉」なのか、「風が木の葉を吹き払う」のか... といった調子。
それはともかく、まるで日本の演歌みたいに(失礼)似たりよったりの旋律が多い中に、時々きらりと光る曲がある。それをご紹介します。ロシア語をブログ上で再現するのはさすがに面倒過ぎるし、英語のタイトルが付いていないものには単語を一つ二つ拾って訳語を示しました:
猫...
猫と言っても、「猫踏んじゃった♫」の類ではなく、かって可愛がっていた猫を懐かしむような雰囲気の曲です。
乙女たち...
これについては「哀愁の調べ わが心を慰む (20) 儚き夢」に詳しい解説あり。
When we sang about love...
この曲を聴けば聴く程気に入りまして、ピアノソロ・バージョンの譜面を必死に探しております。投稿者に問い合わせるために、Googleに対する嫌悪を我慢してアカウントを再登録したくらいです。もしかしたら弾けるかも... というのは例の如く幻想であること覚悟しておりますが、お心当りの方はどうぞご一報下さい。
サキソフォン...
夏よ、さようなら
日の光...
雪が好き...
女性のハスキーなコーラスに気付いて余計好きになりました。
Prelude "Irina"
トレフィモヴ・オレグ...
ピアノを始めて二年半、背伸びと知りつつ、ブランド狙いで「インベンション13」に手を付けて半年、「小前奏曲9(BWV928)」4ヶ月、漸く1/4倍速で一段ずつなら弾けるところまで来たが、い〜じ〜な生活を続ける間に上達がぴたりと止まり、お稽古の休憩中にこういうものを聴いているのか、聴く合間にお稽古しているのか、判然としなくなってしまった...
追伸 どういうわけか時々、ご紹介した動画が見られなくなっていることがあります。定期的にチェックして他の素敵な曲と差し替えておりますが、ご覧になる時に間に合わなかった場合はどうぞご容赦下さい。
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