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哀愁の調べ わが心を慰む(2)
「初中級向けで大人の女性に人気」
と聞いて飛び付いたキャサリン・ロリン『ピアノの叙情詩』。
(「哀愁の調べ わが心を慰む (13)」)
それでも、通して弾けるまで練習したくなる曲は4つか5つで、一応終了。
(「哀愁の調べ わが心を慰む(1)」)
取り敢えずバッハに戻って手の届きそうな曲を練習しているのですが、5分か10分弾くと指が疲れてきて違和感を感じたりするので、すぐ休憩。その間にできることと言えば結局、YouTubeを覗いて何か魅力的な哀愁の調べが転がっていないか探すことくらいです。
それで最近、様々な歌や演奏のピアノカバーで、私好みの曲が幾つも入っているサイトを見付けました:
Pascal Mencarelli
大抵の動画に「再生リストの全体を見る」と書いてあり、クリックすると更に沢山の曲が出てきます。例えば:
Musiques de Films (映画音楽)
Chansons Françaises (シャンソン)
それを全部ご覧になるのは相当時間が掛かるので、例の如く独断と偏見のお勧めです:
Serge Gainsbourg (セルジュ・ゲンスブール)
Quoi
歌詞から察するに、狂ったような愛の歌らしい。
Joe Dassin (ジョー・ダッサン)
Et si tu n'existais pas
もしもキミが存在していなかったら
(ボクも存在していないだろう)
L'été indien
タイトルを英語にすると Indian summer。「晩秋・初冬の小春日和」、転じて「平穏な晩年」を意味するそうな。私は明らかに晩年ですが、電車や街中で美女を見かける度に心穏やかならず。とても平穏とは言えないのに、何故かこの曲が気に入ってしまった。
Eric De Marsan (エリック・ド・マルサン)
Belle et Sébastien (L’Oiseau)
映画『ベルとセバスチャン』から「鳥」
Belle [形容詞beau(美しい)の女性形] とあれば「美女!」と考えるのはボクの悪い癖でありまして、セバスチャンという少年が野犬と仲良くなって付けた名前でした。映画については、
日本語吹替版の紹介
Saint Preux (サン・プルー)
Tristitia (Insomnie Eternelle)
トリスティティアは悲哀, 悲嘆, 憂愁などを意味するラテン語。括弧内を英語にすると Eternal Insomnia なので、全体を私なりに解釈すれば、悲哀が胸に込み上げてきていつまでも眠れぬ夜...
以上の内、Quoi と L'été indien は、80年代に仏国に留学した時に気に入った曲で、久し振りに聞いて郷愁の念抑え難し。それ以外は新発見です。
それでは素敵なひと時をお過ごし下さい。
追伸 動画を開けると、
”For More informations on the sheet, please contact me by mail”
(或いは同趣旨のフランス語)
とあってメールアドレスが記されており、申し込めば譜面を送ってくれます。自分でアレンジしたものは一曲4ユーロ、Paypal経由の送金です。
クレジット・カードを使うと「商品・サービスの購入」という形しか取れないので、手数料を少し上乗せする必要があります。私は少し余裕を見て、5曲15ユーロのところ20ユーロ送ってみました。手数料を引いて余裕があれば、6曲目を送ってくれるようです。ネットバンキング対応の口座をお持ちならば、「友人への送金」という形が選べて手数料が掛からないらしいです。
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