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ぴあの(8)バッハに開眼:叙情の調べ七選
ここでちょっと一息。
若い頃は専らロマン派を聴いたのに、いつ頃からかバロックのハープシコード曲が好きになりました。最近はハープシコードの音よりピアノの方が澄んでいるように感じて、練習中に指や腕を休める間、YouTubeでバッハのピアノ曲ばかり聴いています (正確にはピアノ・バージョン)。一々CDを買わなくても... と言うより、一々買っていたら幾らお金があっても足りないのに、色々聴けるのでYouTubeサマサマです (但し追伸その一)。
実は不肖私、バッハのピアノ曲は「平均律クラヴィーア曲集」の一部くらいしか知らず、何となく退屈に感じておりました。YouTubeの「おすすめ」にバッハの曲があれば取り敢えず聞いてみるようになったのは、魅力的なお姉さんのお陰です:
ピアノ協奏曲第1番 (BWV1052)
旋律の凄く綺麗な部分があって、繰り返し聴きました。でもあんなに長いイヤリングを付けて、集中力の妨げにならないのか知らん...
それはともかく、他にも素敵な旋律があるのではと考えている内に、グールドの動画「トッカータBWV910 〜 916」に遭遇して閃きました:917, 918,... と番号順に検索しては聴いたらどうか知らん。
この時点では、BWVがどういう番号の振り方をしているのかさえ知らなかったのですが、ともかくこの作戦が功を奏して、前奏曲や幻想曲などにびっくりするほど綺麗な旋律があるのを発見しました。折角ですから、ブックマークした動画200項目から粒よりをご紹介 (CMにはご注意下さい:追伸その一参照):
BWV940 Prelude in D minor
BWV921 Fantasia in C minor
BWV853 Prelude and Fugue
の Prelude (3分32秒まで)
BWV797 Sinfonia No. 11
BWV784 Invention No.13
BWV788 Sinfonia No.2
BWV543 Fugue
(オルガン曲をリストが編曲)
追伸その一 連載 (1) で申したことを繰り返します。
この連載では何度もYouTubeの動画をご紹介することになりますが、その度にCMを見させられるのはさぞお腹立ちでございましょう。私も最初はここに悪態の限りを並べましたが、暫く前にYouTubeを一切CM無しで見せてくれるブラウザ"Brave"が見付かり、それ以来YouTubeを悪く言うのを止めることにしました。
何と言っても、バッハにせよイージーリスニングにせよ、一々CDを買わずに色々なものが聞けるのはYouTubeサマのお陰です。CMがお厭な方はBraveをお使いになれば宜しい:
「YouTubeがCM無しで見られるブラウザ"Brave"」
昨年9月にこの記事を書いて以来もう半年になりますが、変なことはされておりません。私などは、何か素敵な曲が見付からないかと動画を片端から開けるものですから、Braveは正に天の助けです。
追伸その二 「前奏曲とフーガ」に素敵なものが沢山あるのですが、残念ながら私の鑑賞力ではフーガに入ると退屈してしまうことが多く、殆ど割愛しました。
追伸その三 BWV921は、ウィキペディアの『バッハ作品一覧』で「偽作?」とされています。でも、バッハじゃないと確定したなら「?」は付いていないわけだし、YouTubeでも有名ピアニストが何人も彼の曲として弾いているので、残しました。
追伸その四 BWV543の動画は10本近くありますが、上に挙げた動画が一番情感豊かに聞こえます。
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