あてもなき 夢想に耽らぬ 人やある

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カッチーニの Ave Maria


と言われても、ご存知ないかも知れません。でもお聞きになればすぐ分ります:

 シャルロット・チャーチ

この曲を知らずにいたのはまたまた私だけだった気配もありますが、余りに綺麗な旋律なので、知った以上書かずにはいられません。

最初に耳にしたのは、数年前に例の如くザッピングしていて目に入った韓流ドラマ『天国の階段』です:

 サウンドトラック

元々の曲に比べるとかなりテンポが速いように感じたのですが、実はドラムスの目眩しにあったらしい。でもとにかく気に入って、ドラマは放ったらかしてサウンドトラックのCDを買いました。もっともアレンジのせいで、てっきりこのドラマ用に作曲したものと思い込んで、CD付属の解説文に Caccini とあったのに気付かなかった。馬鹿みたいです... 暫くの間何度も聞いて、そのままになっていた。

それが先日、偶然テレビでこの曲が流れて、やっとカッチーニの Ave Maria と判明した。嬉しくなって早速検索したところ、YouTubeで何十種類も出てきました。ソプラノもピアノ伴奏からオーケストラをバックにしたものまで色んな人が歌っているし、ピアノソロ、バイオリン、チェロ、パイプオルガン、フルートなど楽器毎に、実に様々なバージョンがあります。同じピアノソロでもテンポや緩急の付け方、ちょっとした装飾音など微妙に異り、自分の一番好きなのはどれだろうなんて考えながら聞き比べていると、半日くらいすぐに経ってしまいます。是非お楽しみ下さい。もっとも、どこかの演奏会で録画してきたとおぼしき動画もあって、一体どういうことなんでしょうね。

ピアノの初・中・上級者向けのバージョンもあって、ヤマハや全音などが楽譜を出しています。私が手習いを始めたわけではなく、そういう羨しい趣味をお持ちの方のご参考までに、例えば:

 ぷりんと楽譜・上級

ウィキペディアによると、ジュリオ・カッチーニ (Giulio Caccini)なる作曲家は実在したが(1545年頃〜1618)、カッチーニの Ave Maria とされる曲は実は、1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov)が作曲したのだそうな。原譜が明らかになっておらず、現在入手できる譜は全て編曲されたもの。こうした事実はCDや楽譜の解説には書いてないため、現在では一般にカッチーニ作品と誤認されている、とのことです。

「現在入手できる譜は全て編曲されたもの」ですから、歌手にしても演奏家にしても、好みの譜を選ぶか自分で編曲しているわけで、冒頭の旋律からバリエーションがあります。今回この曲をご紹介するに当って、興味を感じた方が自分で色々発見なさる楽しみを奪うのは良くない、と一旦は考えたのですが、やはり数あるバージョンの中で自分の気に入ったものを列挙せずにいられなくなりました:

 Olga Pyatigorskaya
 Kristina Bitenc
 Kathryn Cater
 yurino

歌の場合、冒頭に挙げたシャルロットちゃんを含めて綺麗な女性ばかりなのは、全くの偶然です...

追伸。まずは私の駄文を読んで頂きたいので最後になりましたが、音楽的な解説に興味のある方は以下をご覧下さい:

 カッチーニの「アヴェ・マリア」ばかり...
 
良くまとまっているし、私と違って音楽の教養もお持ちです。でも不思議とピアノソロにはご興味無いようです...

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